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第24回水戸まちなかデザイン会議を開催しました



 11月11日(土)、第24回水戸まちなかデザイン会議を開催しました。

 今回は、1月から実施予定の社会実験「水戸まちなかリビング作戦」で設置するパークレットの製作について話し合いました。

 本会議では会場に10名、オンラインに5名、全体で15名が参加しました。オンライン参加の方も、Zoomのチャット機能などを使用して積極的に意見をくださり、会場・オンラインを問わず有意義な時間となりました!

 会議の様子は、水戸まちなかチャンネル(YouTube)にてご覧いただけます。


 


1.社会実験について


 社会実験の実施時期は、G7茨城水戸内務・安全担当大臣会合の開催における警備体制等を踏まえ、2024年の1月~3月とします。人通りの少ない時期だからこそ、路上に設置物を置いても問題なく人が流れるかをしっかり検証していきます。

 地元の商店街・企業・学校と連携した活動も、着々と準備を進めています!



 


2.パークレット製作について

 

〈①モデルケースの提案〉


 パークレットとは、道路空間の一部を転用して作られた歩行者の為の空間のことです。

社会実験に先立ち、南町3丁目・明治安田生命水戸南町ビル前の民地空間にモデルケースを設置する予定です。水戸市内で建築士として活躍している本谷由香さんに、デザイン案を作成していただきました!



意見・質問

・廃酒ケースはベンチとしての強度を保てるのか。

→設置期間であれば問題ない。プラスチックが割れていないか定期的にチェックする必要はあると思う。今回は耐久性よりも設置のしやすさを考えている。

・座るところの綺麗さを保つ工夫

→常設と仮設で考え方は違う。今回は仮設で、材質の工夫で100%保つことは難しい。なるべく水をはじくような油性のペンキで塗装し、定期的な見回りと清掃で対応する。

・利用者のターゲット層

→オフィスユーザーや学生、南町3丁目のバス停で待っている人。忙しい中で、パークレットに座り軽食や飲み物で一休みしてリフレッシュしたいようなニーズに寄り添う。

・禁煙か喫煙かなど、ルールを定めるべきだ。

・スマホが充電できる充電器や、寒い中で暖がとれるスペースが欲しい。

→充電設備はソーラー発電で電力をまかなうことになると思うが、予算的に間に合うかどうか。実験でパークレットを複数作る中で、椅子の座り心地に力を入れる所や充電器がある所など、あえて特徴の違うものを作って利用者数を見るのもよいと思う。

 風よけについては障子を付けるが、風よけを作ると強度の問題にかかわってくる。そもそも15分ほどの短い滞在を想定している中で、暖をとることについては優先度を低く考えていた。

・製作にどのくらいの時間と人手が必要なのか。

→設置は3日ほどで終わると思うが、事前準備も含めると1週間ほど。組み立てや塗装を、ボランティアスタッフを募って楽しくできたら。

・明治安田生命ビル内に自動販売機があれば、一般の人も利用できるようにご協力いただけないか。

・オフィスやバスの利用者が使用するとなると、スペースが足りないのではないか。

→現地調査の際にバスを待つ人の様子を見たところ、バス停のベンチには10人のうち1人しか座らなかった。たくさん座ることを想定するよりは、座る人が1人でも増えるように促すことと、ユニークさから人を引き付けることが必要だと思った。

→寄りかかりやすいデザインを取り入れてはどうか。

・和風茶屋風なコンセプトにした理由

→オフィスが立ち並ぶ中で日本風のものはあまりないため、見ると落ち着くのではないかと想像した。また、ビルの1階に入る入船堂(煎餅販売)とつながるような雰囲気にして、店舗のイメージアップにも寄与できたらよいと思った。

・沿道商店の雰囲気に近づけることで双方の魅力を引き出せる、よいデザインだと思った。

・バス停とパークレット設置場所は、歩道を挟んでおり少し距離がある。バスを待っていると運転手に認識してもらうには遠く、待ち時間も多くの場合10分以内と予測されるため、バスを待つ人を利用者として考えるのは難しいのではないか。


 


〈②文化デザイナー学院前の検討状況〉


 文化デザイナー学院建築学科の授業の一環として、学生のみなさんにパークレットのデザインに取り組んでいただいています!文化デザイナー学院前の歩道に設置する予定です。



 


〈③南町2丁目のパークレットを考えましょう!〉


 上記以外では、南町2丁目に最大6か所設置予定です。うち1か所は、茨城デザイン振興協議会(IDPC)さんに依頼しています!

 残りの5か所について、デザイン会議メンバーのできる範囲でどこをどのように活用するか、みんなで話し合いながら考えました!



意見・アイデア・感想

・寒くても滞在してもらえるような目的が必要。

→実験の冬実施は利用者が増えすぎず、実験としては管理がしやすいメリットもある。

・いろいろな人がデザインに関わるが、中途半端な印象にしないために全体で統一できるようなテーマが必要。

→「水戸らしさ」をまちなかにもっと取り込んでいくべきだと思う。2月は梅まつりの時期なので、コンセプトに梅の要素を入れるのもよい。

・車道に近く、360度丸見えの中で落ち着く空間を作ることは難しい。適度に視界を遮り、滞在しやすい空間を作る。

→強度の問題はあるが、板で作った壁のような風よけを設置すれば視界を遮ることもできる。

→歩道に垂直方向の風よけや目隠しは、背の低い子供と自転車の事故を誘発する危険性がある。

→暖簾のように上半身だけでも目隠しを作るなど、安全性を保ちつつ居心地の良いデザインを考える必要がある。自転車の悪さを助長するのではなく、人と自転車に優しくなるような形を目指す。

・せっかく車道の近くにパークレットを設置するため、車で大通りを通行する人にも水戸らしさを感じてもらう仕掛けがあるとよい。

→ガードレールに車向けのポスターを掲示する予定。

・❹は佐川急便さんが搬入に使用しているため、パークレットの設置は厳しい。メガネのクロサワさんやドッグランスペースの前の空間を活用する。南町2丁目のドッグランスペースの一部を滞在空間にするのもよい。

・その空間にいるのがかっこよく見えるような仕掛けづくりができたらよい。

・日常に入り込める仕掛け

→血圧計などの健康グッズを置く、フリーコーヒー、まちの保健室、まちなかカフェ(パークレットとカフェを提携して、特別メニューを出してもらう)

・➌の民地側・東京電力の建物は軒下のようになっていて、ご協力いただければ車道側と民地側両方で仕掛けを作ることができるのではないか。

・実験前に、歩道使用上の注意点やまちの理想像について沿道事業者の方々にヒアリングを行うと、関わる人たちみんなでイメージを共有できるのではないか。

→みんなでまちあるきイベントやワークショップを行い、まちを実際に見ながら沿道事業者の方とお話しできる機会が欲しい。

・案内所機能が欲しい。それには商店街の協力を得ながら小さな企画を考える。

→将来的な常設化を考えると、管理面でも沿道事業者の方々からの理解は必要。沿道事業者の方々にもメリットがあるような仕組みづくりを目指す。

・歩行者には、まず道に座ることを経験してほしい。

→デスティネーションキャンペーンの一環で水戸駅等に設置された水府提灯の椅子のような、行燈のように光る椅子を設置すれば、昼夜問わず座ることを促せるのではないか。

・茨城デスティネーションキャンペーンや梅まつりなど、イベントで来た方をまちなかに上手く流せるような要素

→チケットの半券を持っていたらまちなかのお店が割引になる、みとちゃりと連携したスタンプラリー

・今日の話を聞いて、とても順調に共感者を増やすことができていると感じた。

・商店街や沿道企業の方に実験内容の話をしたとき、「そんなことができるんですか」という反応をされた。今回の実験では、利用者の認識を変えるくらい大胆に大通りを使えるとよい。


 


自主提案企画 まちなかチャレンジ

水戸まちなかリビング作戦 実行委員会

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