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第4回水戸まちなかデザインシンポジウムを開催しました

更新日:3月29日



 2024年3月23日(土)、第4回水戸まちなかデザインシンポジウムを開催しました。

 今回は、現在実施中の「水戸まちなかリビング作戦2023」について取り組み内容や検証結果速報等の報告を行ったあと、「水戸まちなかリビング作戦」や「水戸まちなかデザイン会議」での今後の取り組みなど、水戸のまちなかの未来についてディスカッションを行いました。

 本シンポジウムは、ZoomウェビナーとYouTube Liveを使用してオンラインで開催し、みんなで水戸のまちなかのこれからを考えるよい機会となりました!


 シンポジウム全体の様子は、水戸まちなかチャンネル(YouTube)よりご覧ください。


 

活動報告


 はじめに未来ビジョンとこれまでの活動についてご説明したあと、今年度の活動および「水戸まちなかリビング作戦2023」について、取り組み内容や検証結果速報等の報告を行いました。

 未来ビジョンとこれまでの活動については、水戸まちなかチャンネル(該当部分より動画が再生されます)をご覧ください。


《2023年度の活動について》



 

《水戸まちなかリビング作戦2023について》 

 

 「水戸まちなかリビング作戦2023」では、関東初となる国道の歩道へのパークレット設置による空間活用を実施しています。まちなかの道路空間の新たな活用方法を試行し、より魅力あるまちづくりを目指すための検討材料とします。



 

《水戸まちなかリビング作戦2023の活動の流れ》


①現地調査

②デザイン会議での議論/アイデア出し/ブラッシュアップ

③活用区域の絞り込み/活用案の落とし込み

 銀杏坂~泉町1丁目の国道50号南北の歩道(総延長約2km)を60弱の区域に分割し、調査区域の状況を把握しました。このうち歩行空間を4m確保でき、一定程度活用が見込める区域を対象に、活用の検討を行いました。


④パークレットのデザイン検討

 水戸では初の試みとなるパークレットづくり。

 【時由地材・本谷由香さん、ラッキーナンバースリー・寺門千尋さんとのコラボ】

 【文化デザイナー学院さんとのコラボ】

 【茨城デザイン振興協議会(IDPC)さんとのコラボ】

 新たな関係も作りながら、以上3つのコラボでデザインを検討しました。


⑤民間ビルオーナーへの提案

 大通りの魅力向上には、沿道の民地の活用も重要です。国道歩道上の手続きが難航した場合も考慮し、民間ビルのオーナー様に活用提案を行いました。


⑥道路占用許可申請&道路使用許可申請

 大通りの歩道を使用するには、管理者である国土交通省関東地方整備局常陸河川国道事務所、交通管理者である水戸警察署に申請し、許可をいただく必要があります。

 8月から協議を開始し10月末に申請、その後資料の修正や追加など複数回のやり取りを経て、水戸市都市計画課の助力もあり、1月30日付で許可をいただくことができました!


⑦パークレット製作&設置

 占用許可・使用許可が下りてすぐ製作&設置作業を実施!実行委員会メンバーを含むボランティア活動で、まちなかに新たな空間が誕生しました。


⑧防犯&調査用カメラの設置箇所選定&設置

 パークレットの防犯・安全性検証のためにカメラを4カ所に設置しました。


⑨実験パンフレット作成・配布&SNSでの宣伝

 マンションへのポスティングや沿道店舗・周辺公共施設等への配布、パークレットへの配架も行いました。


⑩ポスター製作&掲示

 ビジョンやこれまでの取り組みをまとめたポスターを製作し、水戸まちなかピクニックで展示!通行人の方にも興味を持っていただけました。


⑫AIによる交通解析 等              



 

《大通り歩道・沿道空間の活用》


 居心地良く歩きたくなるまちなかを目指して、歩道活用における交通安全性の検証や、まちなかでの新たな行動の誘発を行いました。

 大通り歩道では、パークレットを5か所に設置し、パークレットやまちなかスタンドの下へ人工芝を敷設、共用駐輪場を3か所に設置しました。

 南町自由広場にはテーブルセット・植栽・実験紹介ボード・フリーWi-Fiの設置を行い、ドッグランでは実験紹介ボードのほかに、ニーズを把握するためのアンケートQRを設置しました。



 


《まちを使いたくなる仕掛け》


 提案者自身が主催としてチャレンジする自主提案型企画「まちなかチャレンジ」を募集し、チャレンジの場として「水戸まちなかピクニック in SPRING」を南町自由広場にて4日間開催しました。当日はお子様連れを中心に、のべ200人近くの方がまちなかを楽しんでいました。

 また、Instagramを中心にSNSでのプロモーションを積極的に実施し、フォロワー数が2023年12月から400人弱増加しました。