第19回水戸まちなかデザイン会議は2部構成!第1部はオンライン併用で開催し社会実験「水戸まちなかリビング作戦2022」の振り返りとシティプロモーション事業の近況を報告、第2部は懇親会を行いました。
本会議では会場に16名、オンラインに2名、全体で18名の方にご参加いただきました。そのうち2名は初めての参加者で新たな交流・つながりが生まれました!(総参加者250名程度、延べ総数550人程度)
第1部の様子は、水戸まちなかチャンネル(YouTubeチャンネル)にてご覧いただけます。
《第1部:社会実験の振り返り》
2022年10月に実施した社会実験「水戸まちなかリビング作戦2022」では「居心地良く歩きたくなる」まちなかを目指して
快適な居場所づくり・まちを使いたくなる仕掛け・それらの効果検証
に取り組み、今回は検証結果の速報版を紹介しました。
〈快適な居場所づくり〉
〈まちを使いたくなる仕掛け〉
まちなかを使いたくなる仕掛けとして
・実験会場を活用した自主提案企画「まちなかチャレンジ」の実施
・まちなかを回遊するグリーンスローモビリティの導入実験
・南町大通りの歩道と西洋倶楽部ビル前に公共駐輪場を設置
・取り組みをRRするフラッグ・タペストリーの設置、オリジナルグッズの作成、パンフレットやサイネージ、HP、SNSでの情報発信
・取り組みを紹介するポスターを実験会場や建物の外壁に設置
など様々な取り組みを行いました。
〈グリーンスローモビリティ〉
グリスロに関する調査結果(速報版)を平田教授(茨城大学大学院理工学科研究科)・上野颯一郎さん(茨城大学4年)より報告していただきました。
写真1枚目平田教授(右)、2枚目上野さん
〈調査・検証〉
※一部調査の速報値になります
今回の社会実験では調査・検証として、南町2・3丁目の大通りや裏通りの車両・歩行者の通行量、実験会場での滞在状況や人の動き等をAI画像解析をしています。今回はその中の一部調査結果の速報版を報告しました。
〈シティプロモーション〉
社会実験と並行して取り組んでいる「シティプロモーション・情報発信事業」では①プロモーション事業と②共感者づくりを行っています。
①プロモーション事業
現在プロモーションムービーの制作を進めています。水戸のまちなかでの豊かな暮らしを満喫している姿を見せ、まちなかの日常使いを促すことを目的としています。
②共感者づくり
取り組みについて理解・共感の輪を広げるため、社会実験では地元の居住者や地元商工会議所、小中学校、商店街、地元企業と協議を行い多くのご協力をいただきました。実験後は結果報告や今後の協力をお願いし継続を図ります。
社会実験やプロモーション事業について報告した後は
参加者皆さんがそれぞれの立場から感想や課題等を語りました。
以下、意見の一部をご紹介します。
実行委員会に参加してInstagramでのお店紹介で色々なお店を周って、もっと知られないともったいない感じ、どのように周知していくのか、これから関わっていくのかなと感じた。
実行委員会に関わり自分自身が楽しめたのと他の実行委員会方々と交流ができたのが収穫だった。もっと継続してほしいという声が見られていたので、実験期間だけでなく日常的に水戸のまちなかの活性化に向けた取り組みをしていきたいなと思う。
実行委員会に参加して沿道店舗と交流できたのが良かった。店舗の方と話して水戸のまちなかが変わってほしいみたいな前向きな気持ちを持っている人が多いなと感じたが、仕事で忙しくて自分たちで変えていくのは無いんだなと感じた。実際に継続していくには巻き込んでいかないと難しいと思う。
水戸まちなかチャレンジに昨年と今年やらせていただいた。今回は他のイベントと実施日・会場を重ねたことで効果があり、他のイベントに来た人が寄ってくれた。単独でやるのは効果が表れにくいのを肌で感じていて、掛け合わせを増やすことで効果が上がり、盛り上がれるのかなと思った。
活動させていただいく中で取り組みが継続して行われていることが大事だなと思う。それに伴って認知度が上がっていて関わってくれる人が増えるのかなと思う。次年度以降も新しい仲間と一緒にできたらなと思う。
昨年とは違った大変さがある。昨年は短期間で試行・実証実験をやったのもあり、今年は2回目だからというのもあって色々改善もできたが、疲れるのは疲れる。仲間をどんどん増やしていきたいなと思う。
社会実験の問い合わせがあり「グリスロを続けてほしい」「いい取り組みだ」という声を中年・高齢の方から数10件ぐらい受けた。これだけ好意的な取り組みはない印象を受けた。グリスロとお店を繋ぐという点でそこに仕掛けがあるとお店の売り上げアップ、地元にも受けいれられる取り組みになるのかなと思った。路線バスと商店街との連携ができていないので、そういったところも出来たらなと思う。
当初グリスロは手段から入っていたが、話を聞いてむしろ動く居場所みたいな感じになるのかなと思った。そう考えると起爆剤に近いような色々位置付けができそうな気がした。公共駐輪場は、PRをしていなかったが徐々に使われ認知されてきたのではないかなという気がする。西洋俱楽部ビルのスペースは定着感が出てきて、継続していくと定着していくのかなと思った。我々の取り組みをどうやって続けていくのかが問題で、経済効果がでてくれば話があるがまだ先の話であり、それが出てくるまで持ち堪えるのになんらかの形で資金をだしてくれるようなところが必要であるが中々上手くいかないところなので考えていきたい。
グリスロは個別に聞くといい反応をもらえた。ただ仮に料金を何百円とったとしても運営を考えたらお金が足りないし、他の市を事例をみても沿道の協賛金とかボランティアのドライバーでやっととんとんである。一方でまちなかの脱クルマを目指してこのビジョンを作ったが、グリスロは気軽に乗れて、歩いていくにはつらい、タクシーを呼ぶには抵抗がある、バスでは行けない、その間を埋める乗り物になる可能性を感じた。そこにまちなかの居住者の生活の質を上げるような公共性を実験からも垣間見れれば公共で支えていきつつ、1か月1000円のサブスクリプションのサービスだったら乗る可能性も感じた。乗り物はなんでもいいが中間的な乗りやすい、コミュニケーションが取れる新しいモビリティというのはまちなかにあってもいいなと感じた。
元々茨城に住んでいて東京に移住していたが、今回の実験のことを耳にして来た。これだけ実験を繰り返して取り組んでいるのは少ない。
まちを見る目線が代わるのが印象的で、普段歩く目線より低く、お店も新しく発見できるみたいなツールとしていいのかなと思う。
こちらの実験が気になっていた。今後も続けて水戸市民が住みやすい環境づくりにしてほしいと思った。
社会実験終わり頃にタペストリーを見て、この活動を知った。デザイン面で茨城で活動ができないかなと思って参加した。元々水戸の高校に通っていたので、茨城の街がちょっとずつ駐車場化して悲しかったのでなにか一緒にできたらなと思っている。
《第2部:懇親会》
懇親会では、料理やお酒等を楽しみながら社会実験の振り返りや今後に向けた議論で盛り上がりました。
食事はスペイン料理を堪能できる
マルカドール(南町2-2-32)さんでテイクアウト!
パエリアやオムレツ、サラダ等々どれも美味しくいただきました。
社会実験期間中、マルカドールさんをはじめとする水戸のまちなかのお店を水戸まちなかリビング作戦実行委員会のメンバーが取材し、Instagram・Facebookにて紹介しております。是非ご覧ください!
※当協議会のInstagramアカウントに移動します
2023年2月末シンポジウム開催予定!
今回紹介したアンケート調査の確報や交通関係の検証結果を報告します。詳細が決まりましたら当HPや各SNS(Facebook・Instagram)にてお知らせします。皆さまのご参加をお待ちしております。
少しでもこの取り組みが気になったみなさん
ぜひ参加してみませんか♪
水戸まちなかデザイン会議は水戸のまちなかの再生に向けて
活動するオープンプラットフォームです。
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