• mitonomachinaka

第2回水戸まちなかデザインシンポジウムを開催しました

更新日:3月31日



 2022年3月6日に第2回水戸まちなかデザインシンポジウムを開催しました。

 第1回水戸まちなかデザインシンポジウムでの未来ビジョン素案の紹介から1年。ビジョン素案を踏まえ、これまで実施してきた「水戸まちなかデザイン会議」、試行・実証実験「水戸まちなかリビング作戦」について紹介した後、当事者として特に深く携わってきた方たちによるトークセッションを行いました。


 

今年度の実施報告


《実施概要》 

 

 まず、協議会専門人材委員の中山氏より、「水戸まちなかデザイン会議」、試行・実証実験「水戸まちなかリビング作戦」の概要についてご紹介いただきました。

 自分ゴトとして行動する有志が多く募った官民産学プラットフォームである「水戸まちなかデザイン会議」は4月から10月の間に10回実施し、合計で450名が参加し、共感の輪を広げ続けてきました。

 10月には未来ビジョン素案の妥当性検証のための試行・実証実験「水戸まちなかリビング作戦」を実施しました。既存の屋外空間を少しだけ整えて「まちなかリビング」を生み出すことで、車から人中心の新しいまちなかの日常を体験していただく機会を創出しました。また、デザイン会議メンバー有志によるまちなかリビング活用企画の「まちなかチャレンジ」では、10組が実践し、各会場で多様な活用がされました。


 


《報告1 交通検証データ》


 次に協議会道路区間再編・交通検討部会の平田氏より、実験より得た自動車や歩行者の交通データについて検証結果をご報告いただきました。

 路面サインの効果について、メガネのクロサワ裏と南2商店会館前でのデータを比較すると、メガネのクロサワ裏の方が自動車の速度抑制、歩行者の歩行位置の広がりなどの効果が実験後も高いことが明らかになり、道路特性に応じた路面サインの検討の必要性も挙げられました。そのほか、国土交通省のETC2.0データからは、交差点での急ブレーキの回数減少がみられ、アンケート調査からは、路面サインの意味の周知が課題として挙げられました。

 またWi-fi接続データによる来訪分析から、南町1km圏の来訪回数について、実験前後は月に1回程度でしたが、実験期間中は月に3~4回と増加したほか、AIカメラ画像分析からは、西洋倶楽部ビルでの平日の昼の時間帯の利用が実験期間終了後も続いていることがデータとして得られました。


 


《報告2 アンケート・ヒアリング調査結果》




 さらに事務局の大森より、実験に関するアンケート調査やヒアリング調査の結果についてご報告しました。

 実験に関するアンケート調査の結果について、「まちなかに居住又は通勤通学している人」と「居住地・通勤通学地ともにまちなか以外の人」を比較すると、交通面における安全性・自転車の利便性の課題意識に差がみられ、未来ビジョン素案への共感度や取り組みの継続希望は属性に関係なく高い傾向がみられました。また、SNSによる情報発信の課題も挙げられました。

 ヒアリング調査等からは、実験によりまちなかへ出かけるようになった、日課になったなどのまちなかでの新たな行動や体験が生まれたことが明らかになったほか、まちなかが人との交流の場やいつでも楽しめるコンテンツを持つ場になることへの期待が寄せられていることが明らかになりました。


 

トークセッション1

試行・実証実験の裏話


■パネリスト 石田典惣(協議会 空間利活用検討部会、株式会社まちみとラボ 取締役)

清水敏之(AT WORK BLDG)

軍司真奈(茨城大学 4年)

鈴木万生(茨城大学 4年)

五條誠司(協議会 魅力ある店づくり検討部会、株式会社牧ノ原 代表取締役)

大森賢人(事務局) ■モデレーター 平田 輝満(協議会 道路区間再編・交通検討部会)

 トークセッション1では、試行・実証実験でのイベント企画者、会場提供者、まちなかチャレンジ実施者、事務局などそれぞれの視点から、試行・実証実験をとおして感じたまちなかの新たな気づきや課題についてディスカッションしました。

 特にまちなかチャレンジでの実施をとおし、活動を継続するためには、集客性や収益性、サポートする組織体制などの課題が挙げられたと同時に、人との繋がりが出来たことや今後も活動を継続していきたいと感想が共有されました。


 

トークセッション2

今後の展望


■パネリスト 黒澤昌寿(南町2丁目商店街振興組合 理事長)

畑山一郎(水戸読売会館ビル オーナー)

加藤久人(水戸市都市計画部 部長) ■モデレーター 豊崎悟(協議会 魅力発信・デザイン検討委員会 委員長)

 トークセッション2では、取り組みの対象エリアである南町2丁目の商店街、まちなかへの移住者かつ沿道ビルオーナー、行政の立場から今後の展望についてディスカッションしました。

 今後、商店街などの地元や行政がより当事者意識を持って取り組むことや、誰でも参加しやすい体制の構築が必要であるという意見が共有されました。また新たな提案として、点在している店舗や施設を線、面、群へと繋ぐことや、徒歩と自動車の中間になれるモビリティやそのプラットフォームの構築を検討していきたいという意見が共有されました。


 今後の取り組みもますます楽しみになる内容となりました。


 

総括


 シンポジウムの最後に協議会の金会長からコメントを頂きました。水戸まちなか改革への期待や想いをお話頂きました。


  • 未来ビジョンに脱炭素の位置付け

   水戸市も2050年二酸化炭素排出実質ゼロを表明。水戸まちなかの脱炭素からサス

テナブル水戸・サステナブル茨城へ貢献する。まさに水戸まちなかの挑戦です。

   また脱炭素は単に流行り言葉ではなくて、人類の生存をかけた一大事。だからこそ

  ここに資金が回り始めている。いわゆるESG投資。DX(Digital Transformation)は

  このための有力な手段です。脱炭素とDXは水戸まちなか改革のエンジンになるかもし

  れません。


  • 持続可能な仕組み -人・組織・資金- の構築

    キーワードとして、「楽しく」「対話」「寛容」

   ・失敗や失敗者を歓迎する。  

   ・成功も失敗もデータもオープン化する。

   ・地区の価値を向上させることが自分の利益、自分の幸せに通じる。

   ・参加感、手応え感、報われ感を持てる仕組み。 


  • 今まであった壁 ー経験・規則・慣習・制度- 乗り越える

   今やっていることは、新しい水戸まちなか・社会・文化を創造していること。なの 

  で今までと同じ枠組みからは挑戦は生まれないし、新しい水戸まちなかは創れない。

   今の枠組みを壊して、できなかったこと、やったことがないことをやる。そのため

  に今まで無関係だった人、多くの人が連携する。


 

視聴者の皆さまからたくさんのご意見・ご感想を頂きました





 

今回のシンポジウム全体の様子は、水戸まちなかチャンネル(YouTubeチャンネル)をご覧ください。


随時参加者を募集しています♪


水戸まちなかデザイン会議は、随時参加者を募集中です!

未来ビジョン素案に共感していただけた方はぜひご参加ください!








閲覧数:38回0件のコメント